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幸せになる簡単な方法

 人間は誰でも幸せになりたいと思っているが、それは容易いことではないようだ。いつも何かに不満を抱いているし、生き甲斐やワクワク感を求めるため夢を設定しそれに向けて努力をしようと苦闘する。現状のままでは駄目だと発展するために頑張ろうとする。じつはここに幸福を阻害する落とし穴が存在する。
 そもそも人間は類人猿から進化してきたため、集団生活から逃れられない。自分の価値は所属する集団や社会によって規定されてしまうのだ。集団そのものは発展しようとする力学が働くため、個々人の競争を促し、能力を向上させることを要求する。隣人に嫉妬したり、羨んだりするのは自然な感情である。相手が失敗するか、自分が進歩すれば、集団や社会における相対的な価値は向上する。嫉妬心は心を不安定にし、進歩への希求は努力を伴う。いずれも自分の心と戦わなければならないため、苦痛を伴う。すなわち、幸福にはなれない。

 今生きている資本主義社会は分かりやすく言えば、お金の争奪戦である。多く持つ者が勝者であり、幸福を手にすることができると信じられている。競争に参加しなければ、お金を得られないが、競争は勝敗を明確にし苦痛を生じる。競争によって社会は発展するが、個人はなかなか幸せを得られない。

 幸せになるために、どうすればいいのか。答えは現状に満足することだ。今自分の置かれた立場や状況を受け入れ、感謝することだ。健康や家族や仲間や社会に対して心から感謝することだ。感謝の気持ちが幸福感を呼び覚ます。獲得したお金の額は関係がない。現状に不満を抱くものは将来発展の可能性が高いが、永遠に幸福にはなれない。
 人間的な生き方をしたいのであれば、社会と少し距離を置いておく必要があるのかもしれない。ゆめゆめ社会の歯車になってはいけない。

(2017年12月21日、寺岡伸章)
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