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青春は美しい

 夏の高校野球の季節がやってきた。
 わたしの母校の八代高校は公立のため、野球はあまり強くなかったが、今年は久々に強いチームに仕上がり、地方大会は観戦を十分楽しませてもらった。準決勝まで勝ち進んだため、3度も球場に足を運んだ。

 思い起こせば、西武ライオンズで活躍し、ソフトバンクの監督も務めた秋山幸二はじつは八代高校出身で、36年前に熊本地方大会の決勝戦で敗れ、甲子園出場を逃したのだった。当時まだ大学生だったわたしは、わざわざ東京から駆け付け、応援に出かけたのを今更のように思い出すことができる。投手で4番バッターだった秋山選手は大物だったのだ。

 八代高校は今年優れた選手が揃い、久々の甲子園出場の機会を得たのだった。わたしが観戦した3試合は勝つことができ、母校の校歌を歌わせてもらった。高校生の青春時代を思い起こし、熱き心に浸った。

 白球を無心に追う球児は逞しく、礼儀正しい。青春ははかないが、じつに美しい。監督の思いのままに動くという点は少し自主性に欠ける面があるかもしれないが、それでも一生懸命に野球に専念する姿は胸を打つ。

 わずか一週間の観戦であったが、母校の高校球児にお礼をいいたい。この経験は長い人生のなかできっと役に立つに違いない。世間は野球のように割り切れるほど単純なものではないが、活躍を期待している。

 八代高校が準決勝で敗れた相手は、甲子園の優勝候補の一角を占める秀学館である。秀学館は元パナソニックの鍛治舎監督を招聘し、強化を図ってきた私立の高校だ。甲子園では過去3期連続でベスト4を達成した強豪チームだ。
 登録選手を見ると、地元八代市出身は1人しかいない。地元で応援がいまいち盛り上がらない原因なのだが、選手たちは八代を第二の故郷と思い、精一杯頑張っている。是非熱心に応援したいものだ。優勝旗を八代に持ち帰ってもらいたい。

 さて、あと1時間で秀岳館の試合が始まる。対戦相手はこれも優勝候補の横浜高校である。全力でぶつかり、いい試合をして欲しい。勝ち負けよりも、力を出し切ることを優先してくれ。猛練習で培った持てる力を出せずに敗れていったスポーツ選手が如何に多いことか。

 頑張れ、秀岳館! 全力を尽くせ! 倒れるまで走れ! 青春は素晴らしい。

(2017年8月11日、寺岡伸章)
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