メルマガ登録
 
2017年10月
« 9月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
twitter
facebook

幸村香代子八代市長誕生へ

 8月20日告示、27日投票の八代市長選挙に、市会議員・幸村香代子(55歳)が立候補を表明した。
「キャッチフレーズは市民第一主義(市民ファースト)。市役所新庁舎の建設費抑制、市政の情報公開を進め、安心して暮らせる社会を実現する」としている。

 新市庁舎の建設には100億円以上がかかるとされており、国からの援助があるものの、一部は八代市の一般会計からの支出になるため、実質的な予算が削減され、将来の市の行政サービス低下を招くことは必至だ。そもそも市庁舎の設計には東京の大手設計会社が参入しやすいよう高めに設定されたという疑惑は消え失せない。
 いったい最初に概念設計を行ったのは誰なのだろうか。隣接する高層の熊本総合病院に張り合って構想の市庁舎を建設する意図は何なのか。市の行政サービスの質はソフトで決まるのだが、ハード主義の「戦艦大和」的発想は時代遅れと言わざるを得ない。加えて、高僧の新市庁舎は美しい八代城跡の景観を破壊してしまうのではないか。市庁舎はほどほどの高さとし、寂れつつつあるアーケード街の空いているスペースを活用し、市民に身近なところで市政を行うべきであろう。

 さらに、言うならば、建築費が適正価格になるのならば、市内の建設会社の合同グループが設計を請け負うことも可能になる。現在の市庁舎建設計画は地元企業の排除だという批判を免れない。繰り返すが、巨大な市庁舎の建設に血眼になるのではなく、どのようなサービスが必要とされているかを市民目線で考えるべきである。市民ファーストでなければならない。

 八代市議会は不思議なことに、現在野党連合が過半数を占めている。4年前に市長選と同時に行われた市会議員選挙では与党が過半数を超えていたが、現市長の市政運営に疑問を抱き始めた与党の議員たちが次々と与党から野党に寝返ったため、ねじれ現象が起こってしまった。この事態を招いた原因は現市長の信念なき優柔不断さと、それに便乗し裏で市政を動かしている数名の「お友達議員」に対する反発が挙げられる。市役所職員の士気も落ちてきているので、刷新が必要な時期に来ている。

 全国の市長には女性や若手市長が次々に誕生し、新しい市政運営に着手しているが、八代市長にはまだ女性も若手も当選したことがない超保守的な風土がある。市民の意識改革が遅れている地域と言える。女性や生活者の目線できめの細かい行政サービスを行う好機である。地方の時代と言われるが、優れた新しい市長を先頭に市民が一丸となって新しい行政を展開する地域はますます活性化するが、そうでない地域は取り残されていく。八代がそのような地域にならないよう考える良い機会が今回の市長選挙である。

 市会議員の過半数は幸村香代子氏を支援している。市会議員の後援会がフル活動すれば、勝機は十分ある。政党の支援を得て首長に当選しようとする発想は時代遅れである。市民と市会議員の覚醒が期待されている。

 みんなで市長選挙を盛り上げ、全員投票所に足を運ぼうではないか。

(2017年7月18日、寺岡伸章)