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減量にはランニングよりウォーキングが効果的

 わたしは自分でやったことしか納得しない。人が言うようなことは専門家と言えどもわたしにとって間違っている可能性があるため、すぐに信用しないことにしている。自分の人生は自分のもので、人はどうのこうのと一般化なんかしておられないのだ。

 ウォーキングを始めたのは生活習慣病から脱出するためだった。当時、高血圧、高脂質、高尿酸などの処方薬を飲んでいたが、血圧サラサラの薬の影響で鼻血が止まらず、2日間連続で救急車に乗る羽目になった。2日目の手術では危うく母の葬儀に出席できなくなるなるほどだった。葬儀欠席という親不孝は免れたが、これも天からの啓示と思い、遺伝体質だから一生薬を飲み続けなければならないという医者の忠告を無視し、副作用を懸念してキッパリ服用を止めた。

 それまで薬に依存していたため、止めればリスクがある。それを回避するためには運動が必須だと考え、ウォーキングを始めたのだった。最初は毎日8千歩から開始し、しだいに歩数を増やすにつれて体重は減少していった。それに合わせるように、高血圧、高脂質などの数値も改善していった。専門家に依存せず、自分の下した判断は正しかったと思っている。毎日の生活で疲労感を感じることはなく、体調は万全である。

 故郷で発生した熊本地震の復興を記念してマラソン大会が開催されると聞き、一役買おうと参加することにした。開催当日まで半年だが、ジョギングはやったことがなく。20分しか走れなかった。それでも少しずつ距離を伸ばし、どうにかフルマラソンを走られる持久力を付けていった。半年間の土日はマラソン完走のために使ったと言っていい。投資は大きかったが、見返りは得た。結果は目標時間により少しオーバーで完走したのだが、奇妙なことが起こった。

 それはウォーキング中心からランニング重視へと変えるに従って、体重がむしろ増えたのだった。距離は変えていないが、走るようになったため、運動している時間が短くなり、体脂肪を燃やす機会が短くなり、体重増に結び付いたのだ。体重を減らすのには、ウォーキングの方が向いていると身に染みた。さらに、長距離のランニングをした翌日は疲労感が重くのしかかった。ランニングの方がはるかに身体への負担やダメージが大きいのである。ウォーキングのメリットを悟った。

 熊本城マラソン大会後、ハムストリングスの筋肉を痛め、2週間の休養を余儀なくなされた、その後ウォーキングの生活に戻っている。

 先週の土曜日、競歩の入門コースの講習を受けた。正しい姿勢で歩くこと、腕は前ではなく後ろに振ること、そして大地をしっかり踏みしめてハムストリングスを意識し後ろに押し出すように歩くことの3つのポイントを教えてもらった。前に早く歩こうとするのではなく、腕と脚の力を後方に使い、その推進力で前に進むという発想だ。当然と言えば当然なのだが、それにはなかなか気づかないものだ。

 その翌日、42キロウォーキング大会に出場した。今まで時速6キロ前後でしか歩けなかったが、マラソン大会へ向けた走り込みと、競歩研修の成果を生かそうと、時速6.5時間の高い目標を設定し、最初から飛ばしていった。後半くたびれて失速し、目標には到底及ばないと思った。でも、それまで見なかった時計をゴール時点で確認して驚いた。6時間15分でのゴール。時速に換算すると6.72キロを記録していた。夢のような感覚に襲われた。7時間15分の間違いなのではないかと何回も確認したが、夢は現実のものだった。

 自分がそんなに早く歩けるなんて今でも信じられないくらい嬉しいできごとだった。この喜びを嚙み締めつつも、安住することなく、時速7キロの次のステージを目指したい。さらなる喜びを感じたい。充実した人生を送りたい。そして、若い人に何でもやればできると伝えたい。

(2017年3月13日、寺岡伸章)
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