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熊本城(復興)マラソン

 2月19日開催の熊本城(復興)マラソン大会の出場要綱が送られてきた。本番まで1か月となり、練習量を充実さないといけないところなのだが、2週間前に風邪を引き、さらに乾燥している北京出張で悪化させてしまった。まだ風邪の症状が抜けきれないなか、昨日の土曜日に1時間走2本、今日は4時間走を終えた。解放感のお風呂と美味しいビールをいただいた。体調は元に戻っていないが、久しぶりに走れたことを素直に喜びたい。

 熊本県はわたしの故郷だが、熊本地震が起こらなければ熊本城マラソン大会に出場しなかっただろう。地震復興支援のために、被災者に元気を送りたいと還暦に関わらず走ることを決意した。ランナーも見学者も一体となって、復興を盛り上げたいものだ。行政面の支援は当然としても、地元民の復興支援を盛り上げようという気持ちが大切だと思う。残り4週間、きちんとトレーニングし、当日はベストの状態で、目標の5時間をどうにか切りたいと思っている。

 文科省を局長で退職し、2か月後に早稲田大学に就職した吉田大輔氏は天下りあっせんに違反するとして批判され同大学を辞職した。国家公務員法に違反する。吉田氏は官僚組織の中で、お神輿のように支えられ、快適な思い通りの役人人生を送ったと思われる。どうすべきか部下が適切に「指示」してくれるため、基本的にその方向に従っていれば役人として大きな間違いはしない。
 しかし、再就職に際しても、世の中は何でも自分の好都合に動くと思い込んでいたのではないのか。局長として、政治家や大学幹部や役所OBから無理難題の要求を突き付けられ、それをうまく処理することに腐心していたに違いない。そんな苦労をしたのだから、大学教授という平凡なポスト?を獲得したとしても世間は関心を示さないと油断していたのだろう。

 英国のEU離脱、トランプ米大統領登場は社会が持てる者と持たざる者に分断していることの象徴として現れた。金持ちや政治家や役人やメディアや学者などのエスタブリッシュメントは事実かどうかはともかくとしても社会正義に関心を持たず、自己の利益を追求しているという庶民の怨嗟の声は大きくなっている。英国も米国も社会の上層部と下層部の分断は激しい。これでは不安定要因になるため、安心で安定した社会を作るために両者の融和が必要なのだ。

 このような背景があるなかで、日本社会も階級に分断していくのか、それとも日本らしい一体感を保持できるかが注目されていた。そのように考えると、今回の天下り醜聞はエリート層の独断は許さないという社会の声と言えなくもない。官僚はエリート公務員として模範を示す必要があろう。

 くだんの吉田氏は人生最初の挫折となったが、まだ若い。これからの人生もまだ長い。熊本県出身者として熊本地震復興ボランティアに参画するという発想もありうる。生まれ変わったつもりで、今までのキャリアを一掃して再起を図ったらいかがだろうか。行政の支援が及ばず困っている人々は少なくない。それらの人々のために活動し、感謝される人生も悪くはない。上から目線の役人生活では得られない充実感も得られるのだろう。人生の価値観は多様なのだ。
 落ち込まず、頑張ってもらいたいものだ。

(2017年1月22日、寺岡伸章)
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