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幸福な人はイノベイティブな人、イノベイティブな人は幸福な人

 幸福とは何だろうか。みんなが追究しているにもかかわらず、よく判っていないように見える。

 少し分析的に考えてみよう。まず幸福には、地位財型の幸福と非地位財型の幸福がある。前者はお金と社会的地位だ。これらは他人と比べられるので、分かりやすいが、長続きするものではない。もちろん、どの社会でも貧困者にとっては生きるのは大変厳しいというのを知っておく必要がある。日本の貧困者は2400万人もいると言われているが、彼らの存在が見えなかったり、感じないような人は貧困者ではない。中流か富裕層に属する。

 非地位財型の幸福には、健康、身を守るための安全、ワクワクする心が挙げられる。これらは長続きする幸福感であるので、お金や地位を得た者はより幸福になるために、非地位財型の幸福を追究するようになる。これらのうち、健康と安全は分かりやすいが、ワクワクする心をさらに分析してみよう。つぎの4つが因子に浮かび上がる。
1.自己実現と成長・・・・・やってみようぜ
2.つながりと感謝・・・・・ありがとう
3.前向きと楽観・・・・・なんとかなるさ
4.独立とマイペース・・・・・わたしらしく
 このような気持ちを持って生きている人は幸せと言ってよい。羨ましい限りだ。

 一方、イノベーションを起こせるような人材の特徴は何だろうか。因子を4つ挙げてみよう。
1.創造性と革新・・・・・やってみようぜ
2.コラボ=つながり・・・・・ありがとう
3.前向きと楽観・・・・・なんとかなるさ
4.独立とマイペース・・・・・わたしらしく

 不思議なことに、心の幸福な人とイノベーション人材の因子は非常に似ている。幸福な人ほどイノベーションを起こしやすいということになるし、逆にイノベイティブな人は幸福な人とも言えよう。

 日本社会は人間関係が緊密であるため、過剰な干渉を受けたりして息苦しく感じることが少なくない。でも、幸福な人は社会の習慣や掟を知りつつも、自己の価値観を持ちマイペースでやっているのだ。イノベーションも同じく、心理的自由の少ない日本社会でそれをうまくやり遂げている人材もいる。
 これらから導き出せる結論は、幸せな人はイノベイティブを目指そう! イノベーション人材は幸せになれる! ということだ。
 幸福論とイノベーション論は表裏一体である。

(2016年6月3日、寺岡伸章)
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