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賽銭箱

 インドの女流作家、アルンダティ・ロイは2011年11月16日、ウォール街占拠運動を支援し、演説した。
「私たちはあちらこちらの公園を占拠する権利を求めて闘っているわけではありません。私たちが求めているのは正義です。正義、すなわちそれはアメリカ合衆国の人たちだけでなく、すべての人のための正義です。9月17日にアメリカで占拠運動が始まってから皆さんが獲得してきたのは、帝国の心臓に新しい想像力を喚起させ、新たな政治的言語を導き入れることでした。あらゆる人に催眠術をかけて、非情な消費主義に幸福や達成を感じるように慣らされた、ゾンビ化しようとするシステムのなかに、あなたたちは夢見る権利をふたたび導入したのです」
 彼女はウォール街の守護神ともいうべき新自由主義を痛烈に批判している。新自由主義には拝金主義や経済成長主義が潜んでいることは事実だろうが、新自由主義に反対し自らの権益を守ろうとしている保守的な人々もいる。新自由主義の台頭でイノベーションを喚起し、活気ある社会に向かって歩むしかないのではないかと思う。彼女には賛成しかねる。たしかにカネが人生の目的になっていはいけないのだが。
 わたしは神社に行くと、かつては賽銭箱にコインを投げていたが、最近はできるだけお札を入れるようにしている。おカネへの執着心を少しでも洗い清めてもらうためである。正義はおカネよりも大切だが、それは忘れられやすいのも事実だ。(2013年3月1日、寺岡伸章)
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