メルマガ登録

 
2018年8月
« 7月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
twitter
facebook

マラソン

熊本城(復興)マラソン

 2月19日開催の熊本城(復興)マラソン大会の出場要綱が送られてきた。本番まで1か月となり、練習量を充実さないといけないところなのだが、2週間前に風邪を引き、さらに乾燥している北京出張で悪化させてしまった。まだ風邪の症状が抜けきれないなか、昨日の土曜日に1時間走2本、今日は4時間走を終えた。解放感のお風呂と美味しいビールをいただいた。体調は元に戻っていないが、久しぶりに走れたことを素直に喜びたい。

 熊本県はわたしの故郷だが、熊本地震が起こらなければ熊本城マラソン大会に出場しなかっただろう。地震復興支援のために、被災者に元気を送りたいと還暦に関わらず走ることを決意した。ランナーも見学者も一体となって、復興を盛り上げたいものだ。行政面の支援は当然としても、地元民の復興支援を盛り上げようという気持ちが大切だと思う。残り4週間、きちんとトレーニングし、当日はベストの状態で、目標の5時間をどうにか切りたいと思っている。

 文科省を局長で退職し、2か月後に早稲田大学に就職した吉田大輔氏は天下りあっせんに違反するとして批判され同大学を辞職した。国家公務員法に違反する。吉田氏は官僚組織の中で、お神輿のように支えられ、快適な思い通りの役人人生を送ったと思われる。どうすべきか部下が適切に「指示」してくれるため、基本的にその方向に従っていれば役人として大きな間違いはしない。
 しかし、再就職に際しても、世の中は何でも自分の好都合に動くと思い込んでいたのではないのか。局長として、政治家や大学幹部や役所OBから無理難題の要求を突き付けられ、それをうまく処理することに腐心していたに違いない。そんな苦労をしたのだから、大学教授という平凡なポスト?を獲得したとしても世間は関心を示さないと油断していたのだろう。

 英国のEU離脱、トランプ米大統領登場は社会が持てる者と持たざる者に分断していることの象徴として現れた。金持ちや政治家や役人やメディアや学者などのエスタブリッシュメントは事実かどうかはともかくとしても社会正義に関心を持たず、自己の利益を追求しているという庶民の怨嗟の声は大きくなっている。英国も米国も社会の上層部と下層部の分断は激しい。これでは不安定要因になるため、安心で安定した社会を作るために両者の融和が必要なのだ。

 このような背景があるなかで、日本社会も階級に分断していくのか、それとも日本らしい一体感を保持できるかが注目されていた。そのように考えると、今回の天下り醜聞はエリート層の独断は許さないという社会の声と言えなくもない。官僚はエリート公務員として模範を示す必要があろう。

 くだんの吉田氏は人生最初の挫折となったが、まだ若い。これからの人生もまだ長い。熊本県出身者として熊本地震復興ボランティアに参画するという発想もありうる。生まれ変わったつもりで、今までのキャリアを一掃して再起を図ったらいかがだろうか。行政の支援が及ばず困っている人々は少なくない。それらの人々のために活動し、感謝される人生も悪くはない。上から目線の役人生活では得られない充実感も得られるのだろう。人生の価値観は多様なのだ。
 落ち込まず、頑張ってもらいたいものだ。

(2017年1月22日、寺岡伸章)
12345 (まだ評価されていません)
読み込み中 ... 読み込み中 ...

デッサン

 昨日は16キロランでいいタイムを出し、満足し油断していたら、風邪を引いてしまった。よせばいいのに、池袋のエアコンの効いていない旅行代理店で長い時間を過ごし、デーパートであっちこち買い物に行ったせいだろうか。マラソンの途中のカロリー補給用のジェルとデッサン用の画材を買ってきた。帰ろうするころに喉が痛くなったのだ。風邪の初期症状だ。このままさらに悪化したら、来週予定している北京出張に影響が出そうだと考え、すぐに急いで帰宅した。

 記憶では絵を描くのは学生時代にヨーロッパを旅行していたとき以来だから、40年近くも前のことになる。なぜ、絵を描かなくなったのはよく分からない。おそらく仕事のせいで時間がなかったからだろうか。それとも、世の中に絵画という趣味があることをすっかり忘れてしまっていたためだろうか。でも、果たして本当にデッサンが描けるのだろうか。

 少し風邪気味だったが、布団に中に潜り込むほどひどくはない。せっかく買ってきたのだからと思い直し、デッサン用の画用紙と鉛筆を取り出して、部屋の中にあるものを描き出した。
 まずは、目の前のテーブルの上にあったCDレコーダーとスイス時計に着手した。びくびくしながら線を描き始めた。自信がないから強い線は引けない。20分くらいで書き終えた。本物にはあまり似ていないが、何が描いてあるかは分かる。弱々しい線が気になる。
 それから、神棚から菊の花瓶を取り出し、菊の花と葉っぱを描いた。これも20分くらいで描けた。無機物と花では花の方が難しく、とくに花びらの形がうまく描けないと自己評価していたら、妻は花の方がいいと横から言う。気をよくしたわたしは、こんどは色鉛筆でミカンを描いてみた。ずぶの素人だからしかたがないなのかもしれないが、生きた線がなかなか描けない。何度も描き直すから、ぐちゃぐちゃになってしまう。食べたくなるようなミカンには見えない。今後うまくなるには相当の鍛錬が必要な予感する。

 しかし、そうやって創作に集中していると、風邪を引いていることを忘れそうになる。絵描きが趣味になるかどうかは没頭できるかにかかっていると思う。今まであまり感じたことのない気分で布団に入った。記憶に残るいい1日になるかもしれないと思う。

 翌日の今日起きても、風邪はよくなっていない。相変わらず喉がヒリヒリする。
 それでも、朝食を食べると、ふたたび画用紙と鉛筆を取り出して描き始めた。まず、菊の花に再挑戦し、それからダルマの絵を真似る練習をした。菊の花は昨日の作品の方がよさそうに見える。でも、ダルマの絵は予想以上に上手に描けたのではないかと自画自賛する。妻も賛同してくれる。

 まだ、デッサンは二日目である。40年の空白を考えると、やるじゃないか、才能があるかもしれないと自分を鼓舞しつつ、自惚れてみる。これも悪い気分じゃない。

 北京のホテルで時間のあるときに部屋の静物や窓から見える街の風景を描いてみるのも悪くはないだろう。画材を持っていこう。

 今までの仕事は調査分析や政策の立案など抽象概念や言語を駆使する能力を磨いてきたが、これからは非言語の芸術世界を広げて行きたいと思う。絵画、音楽は生命の喜びを表現する手段で、奥が深い。ゴールがない。

 少なくとも1日1つの絵を描いて行こう。誰かに指導していただく機会があれば、上達も早いだろうか。今夏のスペイン巡礼の楽しみが一つ増えた。世界遺産や田舎の風景を描き、世界の人々との交流のきっかけにしたいものだ。

 何事も自信を持つことが大切だと思う。外国語の学習も特別の才能があるのではないかと思い始めたら、スペイン語も英語も急にうまくなった。絵画も同じだろう。特異な才能がある、描いていて面白いと自己暗示をかけることが大切だ。
 この世はすべてフィクションや物語でできている。自分を制御できる者が目標に到達することができる。

(2017年12月8日、寺岡伸章)
12345 (まだ評価されていません)
読み込み中 ... 読み込み中 ...

正月三が日

 今年の元旦は近くの荒川の土手で初日の出を迎え、清々しいスタートだった。
 おせち料理は食べず、お雑煮を食するだけの簡単な食事となった。正直言って、おせち料理はあまり美味しく感じられないからだ。その代わり、朝食にはカンパチとブリの刺身、昼食は豚肉のステーキ、夕食は毛ガニ一匹をそれぞれ食べ、大満足の元旦になった。やはり好きなものを好きなだけ食べるに限る。

 2日は、東京駅6時30分発の鹿島神宮行きの高速バスに搭乗した。暗いうちからの始発であるためか、乗客は少なかった。バスの中からも日の出を拝むことができた。幸運だ。2時間の搭乗は、往復ともスペイン語の単語学習に充てた。まだ記憶力は健在のようだ。
 鹿島神宮は、茨城県南東部の北浦と鹿島灘に挟まれた鹿島台地上に鎮座する。大国主の国譲りの際に活躍した武甕槌神(タケミカヅチ)を祭神とする由緒ある神社である。武道で篤く信仰される神社でもある。昨年大活躍した鹿島アントラーズのスタジアムまでは2.5キロの距離である。アントラーズに敬意を表した。
 鬱蒼と茂る鹿島の森の空気は美味しかった。神気を十分吸収させていただいたので、今年は攻めの姿勢で突っ走れそうである。思い出に残る初詣となった。

 3日は、5時間走だ。年末年始のランニングの総仕上げになる。午前6時20分に家を出て、荒川土手伝いに上流方面に走り、2時間30分後に折り返してくるコースだ。この日も日の出に向けて手を合わせた。富士山もくっきり見えた。この日の箱根駅伝の復路は大学生5人で5時間以上を走るが、わたしは一人で5時間を走るのだ。どうだ凄いだろうと心の中で思った。でも、ジョギングのペースだが。
 北風が吹いたためか、復路は往路よりもいいタイムで走り切りことができた。2月19日の故郷の熊本城(復興)マラソン大会で目標としている5時間切りには、もっとスピードを上げないといけない。残された時間は7週間を切っている。練習メニューの改善などやるべきことはたくさんある。
 帰宅後、風呂に入って、足を入念にマッサージした。疲労を取るのも重要な練習メニューのうちだ。バスタブで解放された気分に浸った。風呂上がりのビールも美味しい。昼食後の昼寝も気持ちよかった。

 正月三が日はこうやって過ごした。
 神への祈り、美味しい食事、ビールと日本酒、長距離走、スペイン語と英語の学習、ランニング後の風呂と昼寝。
 さあ、今年もいい年になれそうな予感がする。頑張らなくちゃ。

(2017年1月4日、寺岡伸章)
12345 (1 投票, 平均値/最大値: 3.00 / 5)
読み込み中 ... 読み込み中 ...

初日の出

 今年の初日の出は荒川の岩淵水門で迎えた。ジョギング姿で暗い内に家を出て、ちょうど水門に差し掛かったときに太陽が雲の上から姿を現した。水門の上には近所の人が多く、まっすぐ走れないほどだった。穏やかな元旦になった荒川土手はいつもと違って東の空に目を凝らす人で覆われていた。今年もいい年にしたいという人々の願いが溢れている。空は晴天で富士山も心なしか大きく見える。
 わたしは熊本マラソン大会の準備のため、16キロを快走して、帰宅した。元旦の走り始めはベリー・グッドだった。気持ちの良いお風呂だった。

 昨年、還暦を迎え、人定の転機がやってきた。定年退職後は、就職せず、今までとは新しい人生に踏む出す。不安がないと言えば嘘だが、今後の20年間を人生のゴールデン・エージにしたい。すべてから解放され、自分のやりたいことを精一杯やっていきたい。
 今年の年間計画の夢を考えてみた。

 1月上旬、中国出張が待ち構えている。世界の科学の中心は米国だが、あと10~20年で中国科学は米国に追いつくだろう。中国には米国追随でなく、アジアの新しい科学を創造してもらいたい。日中印が中心となって科学の分野でも、アジアの時代を切り開いていっていきたい。欧米を中心とした歴史から、アジアが主人公ととなる新しい時代を切り開くのだ。中国科学に携わる幹部はそこまで考えているのだろうか。開襟して本音を議論してみたい。最後の中国出張は日中競合という問題意識ではなく、未来志向で意見交換したい。
 2月中旬、故郷の熊本城(復興)マラソン大会が待っている。元気な走りで、地震被災者に元気を送りたい。完走が目的だが、難しいことを考えず、できれば5時間を切りたい。
 3月下旬、長女の卒業式に列席予定。これで子育てがすべて終わる。長いようで短い期間だったが、大きな問題を起こさずに育ってくれて、ありがとうと言いたい。君らのこれからの人生は無限大だ。思いっきり頑張って欲しい。
 4月上旬、公務員を定年退職し、故郷の八代での新たい生活が始まる。自由に溌溂と生きていきたい。自分にしかできないオンリー・ワンの生き方をするつもりだ。可能であれば、次世代のモデルとなる熟年期を送るのだ。
 5月上旬、佐世保・雲仙105キロウォーキング大会に初挑戦のつもり。志を同じくするウォーカーとの友情も深めたい。
 6~7月、ゴルフ三昧の日々をエンジョイし、80代の前半で廻りたいものだ。ゴルフを心から愛する仲間も作りたい。二度目のホールイン・ワンも狙うぞ。やればできる。
 8~9月、今年最大のイベントのスペイン巡礼。800キロを妻とともに完歩するぞ。バーやタベルナで、世界中からやってくる人々と飲んで、食べて、語り合いたい。この機会に、英語とスペイン語もマスターしたいものだ。来年はフランスの田舎を歩くことになるか?
 10月上旬、行橋・別府100キロウォーク大会で、トップ5%でゴールできるかどうか。タイムは天候にもよるが、17時間が切れれば万々歳だが。
 11~12月、スペイン巡礼の旅行記をブログで発表し、巡礼経験を元に小説にも挑戦してみたい。発表場所は地元八代の同人誌か。ノンフィクションかフィクションか、楽しみは尽きない。

 現役時代よりもさらに忙しい1年間になりそうな雲行き。健康に留意し、新しい出会いを享受し、素晴らしい人々と知り合いになりたいものだ。

 醜い非人間的な近代を早く終わらせよう。

 今年も宜しくお願いします。

(2017年元旦)
12345 (1 投票, 平均値/最大値: 3.00 / 5)
読み込み中 ... 読み込み中 ...

5時間走

 今年8月中旬までジョギングはまったくできなかったが、半年後に郷里で開催される「熊本城復興マラソン大会」に出場すると決めるや、最初は20分からジョギングを始めた。
 走ることに慣れるに従い、5分ずつ走る時間を伸ばしていった。1時間走になれるや、次は10分ずつ時間を延長する。2時間のジョギングができるようになると、今度は20分ずつ伸ばす。先週末、ついに5時間走ができるようになった。荒川の土手を下流に向かって走り、途中から折り返すコースなのだが、すっかりなじみのコースになった。まだゆっくり走っているためか、前半よりも後半の方が数分速い。マラソンは平均のスピードで走るのがもっとも効率の良い走り方だから、最初からもう少し速く走れば、もっと遠くまで行けると思う。
 5時間走で37、8キロ前後という距離だろうか。本番での完走目標を5時間と設定しているため、今後はスピードを上げていく必要がある。さらに、5キロ以上遠くまで走らないといけない計算になる。あと9回の5時間走にトライするつもりだから、どうにか頑張って実現したいものだが、どうなることやら。

 荒川土手沿いは夜明け前から、ジョギングのみならず、ウォーキング、自転車で汗を流す人々が多く行き交う。特に、高齢の女性の頑張りには目を見張る者がある。女性が男性よりも長寿なのは遺伝子や女性ホルモンの影響というよりも、運動習慣のお陰と思う。男性は怠惰であるため、運動のような面倒なことを避ける傾向がある。使わない身体は衰えるのが自然の摂理である。

 当然だが、日によって気候も異なる。雨の日もあるし、風の強い日もあるし、暖かい日もある。服装でうまく調整するなど対応した走りをしないと、スピードはでないし、また疲れてしまう。わたしの場合は、まだ暗い午前5時30分くらいに家を出るのだが、寒いためずいぶん着込んで走り出す。太陽が顔を出し、日差しが強くなるに従い、気温が上昇すると、ウィンドブレーカーや手袋を脱いでいくのだ。心地よい気持ちで走らないと長続きしないから、体温調整は重要な要素である。

 また、リュックにはお茶の入った水筒、ミカン、バナナ、栄養補給ジェル、おにぎり、財布を入れている。甘い果物は気分転換に役立つ。5時間も集中力を切らさないで走るには、小さな楽しみも必要だ。ミカンやバナナの美味しさと有難味が心に染みる。
 体調にも耳を澄ませる必要がある。身体が軽く走れる場合は少ない。膝に重みを感じたり、腰が少し痛んだり、足の裏が重かったりするなど日によって調子は変わるのだ。どこかが痛むときは、ペースを落とせというサインだから素直に従うに限る。身体の部位の声や叫びを無視すると、故障や倦怠となって現れることになり、次回からの継続が困難になる。

 ここまでジョギングの話をしたのだが、これは他のことにも当てはまる。語学も勉強も同じように、長期的視点で考える戦略と今やるべき短期的なことがらをうまくバランスさせなければならない。仕事にも適応される。調査や研究であっても、様々な観点での思索とトライが必要であることは言を待たない。企業の経営判断や投資も似たようなものだ。大胆な戦略ときめ細かい配慮が求められるのだ。

 ノーベル賞学者の山中伸弥教授は研究費を稼ぐためにマラソン大会で参加者から寄附を募っている。1回出場すると、1000万円も集まるというのだから、凄い影響力がある。さしずめ、わたしがマラソンを走っても、募金が集まるどころか、熊本城再建のためにこちらから寄附をしなければならないだろう。寄附をするのならば、目標の5時間を切って気持ちよくしたいものだ。
 さて、今週末の天候はどうなるのだろうか。荒川の下流に向かって、気持ちよく、より遠くまで走りたいものである。

(2016年12月13日、寺岡伸章)
12345 (まだ評価されていません)
読み込み中 ... 読み込み中 ...