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八代市の再生

人生100年時代

 ○○××博さま、いつも鋭いご指摘に感銘を受けています。 

 昨日は早朝からゴルフラウンド(スコアは秘密)、昼寝の後で地元の製紙工場見学、夕刻から工場主催の夏祭りを堪能してきました。福引では木下サーカスの無料券を2枚ゲットしましたので、良い一日となりました。

 今年4月の帰郷後は特定の活動に専念することなく、まずはできるだけ多様な活動に顔を出し、人的ネットワークの拡大を行っているところです。フィットネスクラブに週に2~3回、ゴルフ週に1~2回、美術クラブ週1回、文芸クラブの合評会月1回、小生主催の勉強会年数回、高校OBのハイキング月1回に参加しています。その他、市立博物館の友の会会員、商店街主催のウォーキングラリー、歩け歩け大会などにも参加。スポーツと芸術のバランスを上手く取るのに苦労しますが、優れた人材にも巡り合い、良い交流ができると楽しみにしています。

 毎朝NHKの語学講座で外国語の習得に励んでいますが、こちらは継続することに意味がありますので、ボチボチと言ったところです。海外駐在経験8年半の私にとって、海外は私のライフワークの一つですので語学学習は必須です。
 また、行政経験が長かったせいもあり、自治体の首長や議員をやったらどうかという誘いもありますが、カリスマ性に欠け、かつ実現すべき未来が「見えない」ため、うまく当選したとしても、特別にユニークなことはできないと思っています。政治や行政は権力が好きな人に任せましょう。

 それに今までの延長線上で人生を生きるよりは、学生の頃の気持ちに立ち返り、新しいタイプの人生を切り拓いていきたいものです。それがどのようなものであるかは、私にも具体的にイメージできませんが、少なくとも人類が遺してきた「遺産」は人生を豊かにするものばかります。それを十分享受しない手はありません。人生100年時代にふさわしい生き方とはどうあるべきか、模索と挑戦が続きます。自分にしかできないオンリーワンの生き方があるはずです。
 そうは言っても、まずは今日1日を大切にして有意義に生きることですが大切ですが。余談ですが、今秋四国のお遍路の「通し打ち」を企画中です。自由人の私には長旅が合っているようです。
 
 新時代にふさわしい後輩たちのモデルとなる生き方ができれば、最高ですね。

(2017年8月23日、寺岡伸章)
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八代市長選挙結果予想

 8月27日の八代市長選挙は現職の市長と「幸村かよこ」市会議員の一騎打ちとなる。
 8月10日八代ハーモニーホールで開催された幸村かよこ氏の総決起大会には500名近い支援が集い、暑い熱気に包まれた。現職市長がお盆休みの前の繁忙期に、嫌がる土建業関係者の組織動員によってやっと会場を満員にしたのに比べると、幸村かよこ氏の総決起大会は組織動員に頼らず、個人の意思でやってきて満員になったのは意義深い。「判断せず、決断できず、責任を取らない」市長の行政手腕に対する不満が市内に渦巻いているためである。

 幸村かよこ氏を市長選候補者として推挙したのは17名の市会議員である。その中には、市長の元支援者もいたのだが、あまりにも行政手腕のなさに憤慨し、野党の市会議員団に転じたものもいる。現在、八代市の市議会はねじれ現象にある。市長選と同時に開催される市議会議員選において17名の市会議員が結束すれば、八代市初の女性市長の誕生が実現する。

 熊本県第二の都市八代市の有権者数は10万8千人である。現職市長を押す保守系グループの過去3回の得票数は3万9千票で変わりはなく一定である。それに対抗する非保守系の候補者の成績は1勝2敗という結果である。つまり、投票率が高くなれば、非保守系の勝利に終わるのだ。その投票率の分岐点は73%となる。市長選及び市議会選に対する市民の関心が高くなれば、投票率は73%をゆうに超すに違いない。市会議員の定数は今回から削減される一方で、候補者数は増加する見込みだ。立候補者のうち9~10名は落選するという激戦が予想されるため、票の掘り起こしのため投票率はグンとアップすると言われている。

 では、投票率を高くするための方法は何か。
 幸村かよこ陣営は、業界や特定の利益団体に左右されている市の行政を市民のための行政に戻すべく「市民ファースト」を掲げている。選挙カーは小池ゆりこ都知事選候補が使用した総ガラス窓のクルマを用意していある。一部の業界に牛耳られている市政を是正し、透明性を高めようという狙いである。女性ならではの発想である。仙台市長も横浜市長も女性である。女性が当選するのは、女性の労働環境、子育てや介護の現場の実情を肌身で感じ取り、それを行政に反映しようという機運が盛り上がっているためと考えられる。女性の方が細かいところまで気配りができ、粘り強く問題に取り組む能力が備わっている。経済成長が見込まない中で、地道に発想する女性が主導して政治や行政を進めていく時代がやってきている。

 選挙に行こう。古いおじさんの発想を打ち破ろう。現役子育て世代や高齢者に優しい行政こそ時代の要請である。
 幸村かよこ氏の公約は次の三つだ。

〇八代港の充実を基盤とした経済浮揚-貿易の拡大と観光地の強化、地場企業と農林水産業の振興で雇用拡大
〇子育て支援強化と加速する高齢化社会の対応-学校給食費の無料化と学童保育に充実、予防医療と終末医療の充実
〇透明性のある市庁舎建設の推進-災害時の対応拠点の強化、地元業者を活用した建設計画の見直し

 大型クルーズ船の年間100回八代港着岸はすぐそこまで迫っている。八代が内外に開かれた街になる機会だ。活力があり、八代に生まれて、育って、死んでよかったと思える街作りを目指していきたいものだ。

(2017年8月13日、寺岡伸章)
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幸村香代子八代市長誕生へ

 8月20日告示、27日投票の八代市長選挙に、市会議員・幸村香代子(55歳)が立候補を表明した。
「キャッチフレーズは市民第一主義(市民ファースト)。市役所新庁舎の建設費抑制、市政の情報公開を進め、安心して暮らせる社会を実現する」としている。

 新市庁舎の建設には100億円以上がかかるとされており、国からの援助があるものの、一部は八代市の一般会計からの支出になるため、実質的な予算が削減され、将来の市の行政サービス低下を招くことは必至だ。そもそも市庁舎の設計には東京の大手設計会社が参入しやすいよう高めに設定されたという疑惑は消え失せない。
 いったい最初に概念設計を行ったのは誰なのだろうか。隣接する高層の熊本総合病院に張り合って構想の市庁舎を建設する意図は何なのか。市の行政サービスの質はソフトで決まるのだが、ハード主義の「戦艦大和」的発想は時代遅れと言わざるを得ない。加えて、高僧の新市庁舎は美しい八代城跡の景観を破壊してしまうのではないか。市庁舎はほどほどの高さとし、寂れつつつあるアーケード街の空いているスペースを活用し、市民に身近なところで市政を行うべきであろう。

 さらに、言うならば、建築費が適正価格になるのならば、市内の建設会社の合同グループが設計を請け負うことも可能になる。現在の市庁舎建設計画は地元企業の排除だという批判を免れない。繰り返すが、巨大な市庁舎の建設に血眼になるのではなく、どのようなサービスが必要とされているかを市民目線で考えるべきである。市民ファーストでなければならない。

 八代市議会は不思議なことに、現在野党連合が過半数を占めている。4年前に市長選と同時に行われた市会議員選挙では与党が過半数を超えていたが、現市長の市政運営に疑問を抱き始めた与党の議員たちが次々と与党から野党に寝返ったため、ねじれ現象が起こってしまった。この事態を招いた原因は現市長の信念なき優柔不断さと、それに便乗し裏で市政を動かしている数名の「お友達議員」に対する反発が挙げられる。市役所職員の士気も落ちてきているので、刷新が必要な時期に来ている。

 全国の市長には女性や若手市長が次々に誕生し、新しい市政運営に着手しているが、八代市長にはまだ女性も若手も当選したことがない超保守的な風土がある。市民の意識改革が遅れている地域と言える。女性や生活者の目線できめの細かい行政サービスを行う好機である。地方の時代と言われるが、優れた新しい市長を先頭に市民が一丸となって新しい行政を展開する地域はますます活性化するが、そうでない地域は取り残されていく。八代がそのような地域にならないよう考える良い機会が今回の市長選挙である。

 市会議員の過半数は幸村香代子氏を支援している。市会議員の後援会がフル活動すれば、勝機は十分ある。政党の支援を得て首長に当選しようとする発想は時代遅れである。市民と市会議員の覚醒が期待されている。

 みんなで市長選挙を盛り上げ、全員投票所に足を運ぼうではないか。

(2017年7月18日、寺岡伸章)

中世の復活

後輩たちへ

 みなさん、如何お過ごしでしょうか。私の方は文科省を定年退職して2か月が過ぎようとしていますが、郷里の八代で元気で過ごしています。現役時代との最大の違いは、「毎日が日曜日」のためすべての予定を自分で決めなければならずこの状態から解放される「休日がない」のが最大の苦痛です。考えようによっては、なんとも贅沢な悩みですが。

 田舎暮らしの良さは、「みんな人が良い」ことです。こんなに親切で、気を遣っていただき、大変心地よい生活を送っています。都会のようにガリガリ生きている人をあまり見かけません。視点を変えれば、挑戦や競争が少ないため、人々は内向き志向で、田舎は発展しにくいということかも知れませんが、所得の低さに目をつぶってしまえば、田舎暮らしは捨てたものではありません。若い人の意識も都会志向から変わりつつあるようにも見受けられます。

 近況を具体的に報告します。
 早朝に起きて、自然豊かな散歩道を1時間の歩いた後、NHKの講座でスペイン語と英語を聴き、朝食を済ませます。午前中は、最近始めたデッサンに取り組んだり、読書をしたり、ブログを書いたりと、主に頭を使うことに専念します。デッサンの方は、地域コミュニティセンターの美術クラブに通っていますが、自画像を描いて披露したら、拍手やお褒めの言葉をいただいて、いい気分に浸っています。グッド・スタートとなりました。
 午後はフィットネスクラブで、硬くなった身体をほぐすストレッチ、基礎体力を向上させる筋トレ、リズム感を取り戻すエアロビクス、それに気分転換の水泳を楽しんでいます。帰宅後は至福のシエスタを享受。
 夕食後はテレビを観たりして、ゆっくり過ごす時間帯ですが、時には読書やデッサンに時間を割くこともあります。就寝は午後11時まで。外での会食が激減したため、お小遣いはほとんど減りません。

 趣味の長距離ウォークの方は4月中旬の福岡県糸島三都110キロウォーキング大会(1500人中87位)、5月ゴールデンウォークの長崎県佐世保・島原105キロウォーキング大会(900人中92位)に出場しまずまずの成績を収めました。でも、筋トレとフォームの改善をしないとこれ以上の向上はないと痛感しました。

 まったく初めての作業にも挑戦しています。庭木の剪定は芸術作品の創造と思って楽しみましたが、脚立の上の作業は少々怖かったです。小さい畑にはアシタバの苗を植えましたので、今秋の収穫が楽しみです。庭先に撒いたゴーヤと朝顔の種がどこまで成長するか期待しています。先日は、庭の梅木から採取した青梅を使って、梅酒作りに励みました。地酒は美味しいでしょうね。蝶々、蜂、トカゲ、小鳥が庭で遊んでいるのを眺めていると、自然というのは目の前にあるものなんだと実感させられます。眺めていても飽きませんね。

 今日土曜日はゴルフのラウンドに行き、明日は文芸雑誌の仲間の合評会に出席します。作品に対して色々な意見や感想が飛び出し、大変勉強になりますので、嬉しいです。
 いよいよ6月2日から北スペインの巡礼の旅に家内と出かけるため、最終準備の段階に入りました。800キロの世界遺産の道のりを楽しんで来ようと思っています。北スペインの田舎の風景、ワインと料理、世界の人々との出会い、パワースポットやスピリチュアリティの経験も楽しみです。大都市ではテロが発生したいますが、田舎はターゲットにならないでしょう。もし仮に、バチカン、エルサレムに次ぐ第三のカソリックの聖地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂(聖ヤコブが祀られている)が爆破されることになれば、宗教戦争にまで発展します。ISはそこまではやらないと思います。
 人間がお金の奴隷になり、尊厳を失ってしまっている今、神々を信じていた中世の時代の人々に思いを馳せるのは悪くはないと思っています。物質的に豊かになった近代は人間を貶めているように思えてしかたありません。

 役人としての仕事も楽しかったのですが、世の中にはまったく違った楽しいことも沢山あります。それらを発掘して自ら享受していきたいですね。
 スペイン人の口癖を書いて、筆をおきます。
La vida es maravillosa! 人生は素晴らしい!
 世界は楽しいことで満たされていますよ。みなさんも人生をエンジョイして下さい。

(2017年5月27日、寺岡伸章)
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帰郷のご挨拶

八代の未来を科学する会の関係者各位

 「八代の未来を科学する会」の開催について、ご理解とご協力をいただき、大変ありがとうございます。謹んでお礼を申し上げます。
 当会の連絡幹事役を務めてきましたわたしこと、寺岡伸章は本年3月末日で文部科学省を定年退官し、4月7日に故郷・八代に移住してきました。今後とも、地域活性化のために当会を開催してまいりますので、引き続き宜しくお願いするしだいです。

 なお、本日固定電話が接続され、ネットワーク環境が整ったため、こうして連絡を差し上げることができるようになりました。そのため、メールの発信が遅くなったことをお詫び申し上げます。

 帰郷 し、一か月半が過ぎますが、八代が如何に住みやすい街であるかを再発見し、妻ともども新しい生活を享受しているところであります。東京の満員電車と背広から解放され、人間性を復活させているところです。
 今後はあらゆるものから自由になり、想像力を発揮することに価値観をおき、生きていきたいと思っています。ちょうど束縛的な大学受験が終わって自由気ままでアカデミックな大学生活をエンジョイしたように、現在公務員生活という拘束された生活から解放され、二度目の青春時代がやってきたと喜んでいるところです。

 学生時代に国内外を気ままに旅行したように、今後とも八代の善良な人々との交流を深めつつも、ふたたび国内外を探索していきたいと考えています 。八代の将来を考える上でも、ヒントになることが地球上に散らばっているはずです。
 6月上旬からスペイン北部の世界遺産の道800キロを踏破する旅に出ます。学生時代の気分に戻り、8キロのリュックを担ぎ、妻とともに40日間歩き続けます。この旅は宗教的な修行であり、また人生そのものでもあります。旅の間、飲み食いするだけでなく、田舎風景やカテドラルをスケッチしたり、旅行記を書いたりして、芸術的な生活を送りたいものです。想像性は無限です。帰国は7月中旬を予定しています。

 次回の「八代の未来を科学する会」は8月の開催を予定していますが、講師や演題が決まりしだい、ご連絡しますので、みなさまの奮ってのご出席を賜りたいと思います。
 宜しく お願い致します。

 最後に一言申し上げます。
・他人を評価するとき、資産高や社会的地位や学歴で判断するのは止めましょう。その人の心の有り様を凝視すべきです。
・お金の話題を止めましょう。自然や神々や先祖との関係性に目を向け、心を寄せましょう。お金は人を卑しくします。
・クルマを捨て、歩きましょう。時間に拘束されてはいけません。歩けば、今まで気づかなかったものが見えてきます。
・他人と比較するのを止めましょう。あなたは唯一無二の存在です。自分の価値の向上こそ、務めるべきことです。
・虚栄心も捨てましょう。世間や他人からの評価ではなく、自分に誇りち自信をもって生きましょう。
・想像力を磨きましょう。発想次第ですべては異なって見えます。過去も未来も自由に変えることができます。

では、また。
Hasta,luego.

寺岡伸章(連絡幹事)

定年後生活は忙しい

 定年退職すれば、悠々自適になると思っていたが、毎日忙しい。自分の行動予定は自ら決められるのだが、その日程から解放される時間がないので、ゆったりできない。何もしない日を造らないといけないような気もしてきた。ボッーとするのが苦手である。ゆったりしようと、温泉に行こうとすると、それ自体の行動を詰めすぎるため、窮屈になってしまう。誠に哀れで、かつ幸せな心理状態だと言えよう。

 ルーティーンな生活はこうだ。毎日は早朝5時からの1時間の散歩で始まる。新幹線高架下の整備された遊歩道、中世の街・古麓の神社や遺跡横を通り、水無川か球磨川の土手沿いに歩く。山の新緑がしだいに深い色になっていくのに気づいて嬉しい。カモのカップルに会えたり会えなかったりするのも楽しみだ。空気が美味しいのは何とも贅沢と言える。なお、万歩計は毎日2万歩を超えるようにしているため、歩きに時間を費やしてしまう。
 帰宅後は、NHKのスペイン語と英語の講座を聴くことにしている。特にスペイン語の方は次々と新しい単語が出て来るので、それを覚えていかないとついていけなくなってしまう。頭の柔軟性を取り戻すためにも役に立っているのかもしれない。
 それから朝食を摂り、小休止。
 午前中はブログ書き、読書、デッサンの時間だが、時間がまったく足りない。3つの行動をすべて消化するのは至難の業だ。ブログ書きは90分くらいかかるし、読書もすぐに2時間は経過してしまう。最近楽しくなってきたデッサンも2時間は集中できるようになってきた。今後どのようにしてうまくなっていくか試行錯誤するのも楽しい。
 昼食後はまた小休止。午後はスポーツの時間帯だ。フィットネスクラブに出かけて行き、1時間から90分汗を流す。帰ってきたら、至福のシエスタの時間帯。夕食後はテレビを観たりしながらのゆっくりした時間帯のはずだが、読書やデッサンが入り込む時もある。

 以上がツーティンなのだが、それに加えて、郵便局に行ったり、買い物に出かけたりする用事がある。講演会の拝聴や展覧会の鑑賞に行くこともある。加えて引越しに伴い、移動手段であるクルマの購入、固定電話新設の手続き、スマホの購入が発生し、さらには6月上旬からの40日間スペイン巡礼徒歩の旅への準備をしなければならない。持参するものを如何に軽量化するかは重要なポイントだ。何しろ毎日20~25キロ田舎道を歩くのだから、リュックの中身は100グラムでも軽い方がよい。飲料水を含めて7キロ以下に抑えたいのだができるのだろうか。旅行保険の加盟、旅程の確認などのロジは当然としても、スペインの歴史や文化についての知識を深めたり、長期間旅行の心の準備などコンテンツも重要なのだ。すでに10日前になったので、本格的に取り掛からなければならない。
 あ、そうだ。自宅の庭の梅の木から果実を採取し、梅酒と梅シロップを造らなければならない。焼酎や角砂糖も買いに行かなくてはいけない。その上、文芸雑誌の会に短編小説を1本提出しなくてはならなかった。困ったものだ。
 やることはいっぱいある。でも、楽しい毎日だ。新鮮で廉価で美味しい野菜も食することができる。満員電車と会議だらけの仕事と永遠にお別れだ。もう二度とあのような生活に戻りたくない。

(2017年5月23日、寺岡伸章)
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