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日本の政治についての短期予測と中長期予測

 青山社中の朝比奈一郎COEからメルマガが送信されてきたので、転送します。一読の価値ありです。 寺岡伸章

        日本の政治についての短期予測と中長期予測

「近いうちに解散」「嘘つき」と泥仕合の様相を見せていたのに、気がつけば、あっとい
う間に衆議院の解散総選挙が実現しあれよあれよと自民党が圧勝して終わった。自
民党・公明党を合わせると衆議院の議席は2/3を超えることになったため、いわゆる
「ねじれ国会による国政の停滞」懸念もある程度は払拭されることとなった。

こうした状況下、組閣も終わり、いよいよ安倍政権が本格的に稼働する。前回の安倍
政権の最大の失敗は、憲法改正・教育改革・公務員制度改革その他、「戦後レジーム
からの脱却」という名の下に、一気に「あれもこれも」やろうとしたことであると言われて
おり、今回は、「優先順位」を明確化し、7月の参議院選挙までは、「安全運転」に徹す
ると言われている。現に、竹島や尖閣については、当面は公約を先送りする模様だ。
まずは、景気回復(デフレ脱却)に注力するという選択は懸命だと思う。

その景気回復に関しては、いわゆる「マクロ政策」については、金融緩和・財政出動を
最大限に行うことはほぼ既定路線となっている。日銀法改正を「ブラフ」としつつ(実際
には行わず)、3月~4月にかけての副総裁・総裁人事も活用しながら、緩和姿勢を求
めることになろうかと思う。ただ、人事案件については、衆議院での再議決が使えない
ので(「ねじれ国会」の影響を受けるので)、世論の支持を睨みながら慎重に行わざる
を得ない。

財政出動については、当面は補正予算の10兆円が既定路線化しつつあるが、焦点
は、今後の個別政策の動向であろう。金融・財政政策はあくまで「薬」であり、体質を
どう変えるかが鍵となる。総理秘書官(政務)や総理補佐官人事から、私の古巣であ
る経済産業省の影響が強くなるのではないかと巷間言われているが、民主党の「コン
クリートから人へ」に対するアンチテーゼで考えても、そのことはほぼ間違いないと思
う。

すなわち、民主党による「医療や介護など福祉関係の従事者を増やし、失業率を低く
抑えることに成功した」という主張に対して、「製造業等で450万円の年収をもらってい
た人たちを、300万円の介護労働者に移しただけではないか」と反論し、製造業等が
オフショアリングによって海外に行かないよう、また、雇用を守るために国が積極的に
お金を入れて企業が工場閉鎖や倒産から免れるよう、様々な政策ツールを活用すると
いう方向で、バランスをどのようにとるかという問題である。大きな文脈では、例えば
TPP参加表明により大きな打撃を受ける農家に対する「補償」なども、このカテゴリー
に入ると言えよう。

個人的には、大きな文脈として、この方向性は多少は仕方がないし、やむを得ないと
考えている。ただ、例えば、年明けから、既に取り沙汰されているNECやシャープの地
方工場や本体の動向が本格的に俎上に乗りかねない中、プレゼンテーションを誤る
と、「日本は、非効率な業種や産業を、何でもかんでも国が保護して守ろうとしている」
というメッセージにもなりかねず、せっかく上がりつつある株価にも悪影響を及ぼす可
能性がある。また、歯止めなき財政出動にもつながりかねないことから、例えば、財務
省vs経済産業省のような霞ヶ関の「内ゲバ」(?)にもなりかねない。実際に、官房副
長官人事や内閣参与の人事では、一般的には大幅な財政出動にネガティブな財務省
にも一定の配慮をしている。

したがって、しばらくは、薄氷を踏むような形で、かなり慎重な「ミクロな」経済運営が必
要になろう。安倍政権が、何とかうまくこの数ヶ月を乗り切って、私の悲願である「霞ヶ
関改革」など、本格的な「戦後レジームの脱却」に乗り出してくれることを期待したい。

さて、最後に、つらつらこの20年ほどを振り返った所感を述べたい。つまるところ、「既
存の体制ではダメだ!」という勢力が持ち上がっては、従来型の自民党体制に戻る、
という繰り返しの20年だったような気がする。確かに、細かな改革は徐々には進んで
いるものの、明治維新等に匹敵するような本格的なガバナンス改革には至らないうち
に、ズルズルと国力が後退していった20年とも言えよう。

まだ私が学生だった90年代前半。熊本県知事だった細川護煕氏が、「地方からの決
起」ということで、日本新党を結党し、新党さきがけなどと合わせて新党ブームが起こっ
た。そして、細川氏は、総理大臣に就任することとなった。細川政権は政治改革などに
ついてある程度の成果はおさめたものの、本格的なガバナンス改革には至らないま
ま、自社さ政権→自民党政権という形で自民党が復帰した。

その後、「自民党をぶっ壊す」という小泉政権が誕生し、郵政民営化などで一定の成
果を上げたが、これまた、本格的なガバナンス改革には至らず、結局は、福田政権・
麻生政権というある意味「典型的な」自民党政治に戻った。

 そして、民主党が、「しがらみのある自民党では改革はできない」ということで「政権交
代」を果たし、戦略室の設置や行政刷新を掲げて(注:刷新会議は本来、「仕分け」だ
けをする場ではなく、国と地方の関係なども見直すことになっていた)、ガバナンス改革
を目指すも頓挫し、このたび、自民党政権に戻ったわけである。

「改革狂騒曲には疲れた」「改革、改革と叫ぶな」という意見も少なくないが、個人的に
は、維新や戦後のように大きく飛躍をするための改革は必要であると考えており、「保
守するための改革」の実施こそが我が国の伝統を作ってきたと考えている。この度、誕
生した安倍政権が、単なる懐古主義に走るのか、ニュー自民党となって新たなレジェ
ンドを作るのか、刮目して注視したい。

筆頭代表 CEO 朝比奈 一郎

総選挙は何だったのか、政治はどう動くのか

 埼玉県鴻巣市を拠点とするフラワー・コミュニティ・ラジオの「番長フジコの行く年・来る年の特番」に生出演します。

 話題は総選挙の結果と今後の政局。ワインを飲みながら(まさか)、言いたい放題!?

 フジコさん、IT企業社長の野島さん、私の3人の出演者による鼎談です。

 放送時間は12月27日(木)午後5時~7時です。

 インターネットでも放送を聴くことが出来ます。

http://www.simulradio.jp/#kantou

 をクリックし、画面中の「放送を聴く」をさらにクリックして下さい。

(2012年12月21日、寺岡伸章)

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青山社中からのお知らせ

 

◆◇◆◇◆    青山社中メールマガジン (号外)    ◆◇◆◇◆

いつも応援いただき、誠に有難うございます。 現在募集中の新講座(11月開始予定)のお知らせです。
 「受講生募集中!!」
  朝比奈が日経ビジネススクールにて連続講座を開始します!
  2012年11月7日~2013年1月23日 ※月2回隔週水曜18時半~(全6回)   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 日経ビジネススクールにて、来月より「前例なき時代のリーダーシップ」と 題し、筆頭代表の朝比奈が連続講座の講師を務めさせて頂きます。
 3つのテーマ (真のリーダーシップとは何か、大局観の養い方、伝記に学ぶ/ワークショップ) にフォーカスし、濃密な講義をお届けする予定です。 また、伝記に学ぶ/ワークショップの講義では、 ゲストにワーク・ライフバランス社長の小室淑恵氏、 コモンズ投信会長の渋沢健氏をお招き致します。
 9月24日の日本経済新聞朝刊にも掲載頂きましたが、 講義は全6回(月2回、3か月間)です。 いずれも水曜日18時半~、青山にて実施いたします。 お仕事帰りに無理なく通っていただけるようなプログラムとなっております。
 将来、経営幹部を志す方にお勧めの講座です。 席に限りがございますので、ご関心のある方は、 是非、お早めにお申し込みいただけますと幸いです。
 講座詳細・お申し込みはこちら http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/121107AB.html

とんでもない裁判が日本で始まろうとしています

 平成18年8月23日「南京市玄武区人民法院」における、いわゆる「南京裁判」の判決(被告・夏淑琴に被告・展転社(てんでんしゃ)及び村松俊夫は精神損害につき慰謝料として人民元80万元(1000万円)を賠償せよ)に対して、その強制執行を請求するもので、ようするに取り立て訴訟です。

 中国の裁判所の判決は日本で執行できませんので、原告の請求はただちに棄却されてしかるべきです。もしこのような請求が判例として確定してしまったならば、日本の「言論の自由」はもとより、企業活動も極端に制約されてしまいます。中共は弱小出版社を攻撃するという手法で日本国内の出版や報道の自由を制約しようと狙っています。裁判は11月9日、東京地裁で始まります。

 「南京裁判」展転社を支援する報告決起集会が下記のとおり開催されます。

とき:平成24年11月14日(水)午後7時開会

ところ:文京区民センター2A会議室(定員:300名)都営三田線・大江戸線「春日」駅A2出口

参加費用:無料

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谷内正太郎氏の講演会

 青山社中から講演会のお知らせが来ています。

◆◇◆◇◆    青山社中メールマガジン (号外)    ◆◇◆◇◆
いつも応援いただき、誠に有難うございます。 10月17日(水)に行われました青山社中フォーラム(ゲスト:松本大氏)は、 おかげさまで、盛況のうちに無事終了致しました。 足元が悪いなか、たくさんの方にお越しいただき、誠に有り難うございました。 心より御礼申し上げます。
さて、次回の青山社中フォーラムのご案内です。
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青山社中フォーラム 【参加者募集中!】
Vol.11  (2012年11月15日18時30分~) 谷内正太郎氏(元外務事務次官)
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11月の青山社中フォーラムでは、元外務事務次官 谷内正太郎氏を お迎えします。
日本外交の最前線にお立ちになられていた谷内先生に、昨今領土問題で 一時的に悪化の兆候を見せている東アジア周辺国との関係を、中長期的 にどのように再構築すべきかなど、ご講演いただきます。
席に限りがございますので、是非、お早目にお申し込みください!
◆青山社中フォーラムVol.11  谷内正太郎氏講演会
【主催】青山社中株式会社        【後援】株式会社グロービス
【日時】2012年11月15日(木)18:30~20:00
【場所】東京都千代田区神田駿河台2丁目2杏雲ビル4F      秀明学園 東京本部
詳細・お申し込みはコチラ http://www.wazoo.jp/open/aoyamashachuforum11/

松本大氏の講演会のお知らせ

 青山社中の講演会のお知らせです。

◆◇◆◇◆    青山社中メールマガジン (号外)    ◆◇◆◇◆ 

いつも応援いただき、誠に有難うございます。
10月開催予定の青山社中フォーラムのご案内です。
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青山社中フォーラム 開催!

Vol.10  (2012年10月17日19時~)
松本大氏(マネックスグループ株式会社代表取締役会長兼社長CEO)
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リニューアル第3弾は、「青山社中ビジネスフォーラム」として、 マネックスグループ株式会社代表取締役会長兼社長CEOの松本大氏をお迎えし、 10月17日(水)19時より御茶ノ水にて開催いたします。 今回は講演ではなく、ご参加頂く皆さまとディスカッション形式で開催致します。
日本が国として抱える課題(財政・社会保障・日本経済、政治、教育等)に関し、特 に今後日本の2-30年を考えるうえで若手世代がリーダーシップをとって解決してゆ くべき課題は何か、その課題について、どのような問題意識をもち、 それぞれの組織でリーダーシップを発揮すべきか等について、議論していきます。
自らの人生を切り拓き、我が国の現状についても鋭い洞察をしておられる松本大氏 と直接意見交換が出来る貴重な機会となっております。 席に限りがございますので、是非、お早目にお申し込みください!

◆青山社中フォーラムVol.10  ゲスト:松本大氏

詳細・お申し込みはコチラ

http://www.wazoo.jp/open/aoyamashachuforum10/