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今週のメッセージ

第三次世界大戦

 北朝鮮の金正恩と米国のトランプの言葉による非難の応酬は激しくなるばかりだ。メディアは掛け合い漫才の次元で報道しているように見えるが、意外に両者は本気なのではなかろうか。太平洋で水爆実験が行われるかどうか分からないが、行き違いで戦争になる可能性は増していると思う。過去の世界大戦がそうであったように、局地戦から世界中を巻き込む戦争に急拡大していくこともありうる。

 こんな重大な時、勝てる可能性があるからといって総選挙を行うのはどうしたものだろうか。政治家が考えることはよく分からない。国民の平和と財産を守っていこうという気概に欠ける。

 戦争という一大事になると、自衛隊の戦闘能力、地方自治体の防災体制に依存することになるが、国民も自分の身は自分で守ると言う気概が必要になってくる。
北朝鮮の戦闘機がわが町を爆撃してきたら、防空壕に入らなければならないが、その防空壕が整備されていない。都市から爆撃機がやって来そうもない山林地帯に避難しなければならない。九州であるならば、九州中央の五家荘あたりになるのだろうか。でも、みんな似たようなことを考えるので、狭い道は渋滞し、目的地まで到達しそうもない。疎開できたとしても、食料はどうやって補給できるのか。色々考えると、どうもうまく行くようには思えない。

 海外逃避はどうだろうか。やっと搭乗した飛行機は落とされる可能性があるし、混雑する空港が爆撃機の恰好の標的になる可能性は大だ。海外への逃亡を狙うのであれば、まだ戦争が始まらない今しかないかもしれない。数か月間、あちこちの国に期限一杯滞在するのだ。物価が安いタイ、ラオス、カンボジア、ミャンマーあたりが候補になるだろうか。でも、これもそれなりにお金がかかるし、第一今生きている現場を離れて自由になれる人は少ない。

 結局、今住んでいる場所でどうにか乗り切るしかない。財産は失ったとしても、命を守らなければならない。

 世界規模の核戦争にまで進展すると、野外は放射能が大量に降り注ぐため、フィルター付きの堅牢なシェルターの中で2週間過ごさなければならない。そのようなシェルターはどこにあるのだろうか。旧坑道にでも逃げ込むしかない。ここも定員ですぐいっぱいになるだろう。
 原爆のプルームで地球上が厚い雲に覆われれば、厳冬がやってくるに違いない。それはどの程度続くのだろうか。数か月か、数年か。その間どのようにして生き延びることができるのか。

 暗澹たる気持ちになる。生き残られる可能性は限りなくゼロに近い。
 しかし、発生する事態に迅速に対応するため、思考実験だけは行っておきたい。食料の確保、耕す畑の目安くらいは事前に行っておきたいものだ。

 戦争が起きないことを毎日祈ろう。静かな気持ちになって。

(2017年9月27日、寺岡伸章)
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「今忙しい?」

 SNSは怖いと友人から聞かされていたが、それが自分の近くで起こると、恐怖感が現実のものとなる。
 先週FBの友人から「今忙しい?」というメールが来たのだが、何の要件だろうかと考えを巡らせた。先輩だったため、仕事でも言いつけられるのだろうかと心配になった。退職したばかりなのに、職場に引き戻されたり、タダ働きさせられたりしては叶わないと頭を抱えていた。もし、大事なことであれば、再び連絡が入ってくるはずなので、放置し少し様子を見ることにした。
 数日たっても音沙汰がないので、やれやれ解放されたようだと胸を撫でおろしていた。
 すると、別の先輩から同じメッセージが届いた。「今忙しい?」
 文面がまったく同じである。これは変だぞ。何かあるなと思い、今度は「何の用事でしょうか」と短めのメッセージを書いた。すると、「なりすまし。削除して下さい!」との返事が来た。意味が分からない。わたしに代わって誰かがなりすましをして、わたしの友人に迷惑をかけているのだろうか。もしそれが本当であれば、すぐに対応をしなければならない。でも、どうやってやるのか分からない。

 そこで、心配になり専門家に問い合わせをしたところ、「ハッカーによる悪戯かもしれないので、できれば電話でその相手と連絡を取り、何が起きているのか、被害は何なのかなどを詳しく聴き、実害が生じるような場合には警察に届けることも検討した方がいい」と言われた。SNS版の新手のオレオレ詐欺かもしれない。そう考えると、先輩からの「今忙しい?」というメール自体が誰かのなりすましなのかもしれないと思い至った。被害者はわたしではなく、先輩のかもしれない。

 連絡を取り合って分かったことは、やはり誰かが先輩になりすまして、メールを複数の友人に送っていることが判明した。「今忙しい?」の次には、「急ぎの電話をするので携帯電話を教えて欲しい、さらにはパスワードを教えて欲しい」とエスカレートしていくとのこと。こうなったら、へたをすると全財産を巻き上げられてしまうリスクもある。注意しなければならない。実害が発生すれば、そのうち、テレビや新聞でも取り上げられるようになるだろう。

 なりすましの手口はいろいろあるようだ。パスワードを知られてしまい(推測ソフトも発展している)、誰かがどこかでアクセスしている可能性もある。こうなったら、パスワードを即刻変更しなければならないが、ハッカーに先を越されてしまうと、それこそサイバー空間で自分を乗っ取られてしまった形になる。これは非常に怖いことだ。誰かになりすまし、その人の信用で次々と友人を騙し続けることになるからだ。あるいは、別のアカウントからわたしのアカウントに侵入し、なりすましをするという手法もあるらしい。これは知能犯の世界である。いずれにしても、わたしはFBのパスワードは長期間変更していなかったので、この機会を利用して変更した。水際作戦がはやり効果がある。

 話は飛ぶが、1か月ほど前、FBの友人から「〇〇氏(具体的氏名)はハッカーであり、あなたのアカウントに接続して、なりすまして、友情申請を行っている。このままでは、多くの人々に迷惑がかかるので、あなたの全友人に対して、その人からの友情申請を受けつかないようメールして下さい」という趣旨のメールを受け取った。丁寧に、その操作方法まで記載されていた。これも何だか変なメールだと思い、さっそくその本人と連絡を取ったところ、誰かの悪戯メールだと判明した。このようなメールを全世界に広めるために、わたしを利用しようとしているのだ。〇〇氏の名誉を傷つけようと企んでいるのだろうかとも思った。

 慌てて対応をしようとすると、却って相手の術中に嵌ってしまう。手口はオレオレ詐欺や不幸の手紙に酷似している。冷静に対応することが肝心だ。もっとも効果的な手法はSNSなんかやめてしまい、リアルな肌感覚がある交際に絞ることだろう。自分の活躍する場や世界を広げようとすると、そこに知能犯が忍び込んでくる。感覚を鋭くし、頭でっかちにならないようにすべきだろう。

(2017年8月9日、寺岡伸章)
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今だけカネだけ自分だけ

 若い親による子殺しの報道が増えているように思える。悲惨で心が痛む。そのようなニュースがTVで流される度に、スイッチを消してしまいたい。可愛いはずの我が子を殺害するとはどういうことだろうか。しかも、父親でない男性と共謀して、幼子を殺害するというのだから、殺された子どもにとって居たたまれない悲しさだ。邪魔になった赤ん坊を消してしまうのだ。同棲中の男性にとっては、我が子ではないため、愛情がまったく湧かなかったのだろう。やりきれない。「今だけカネだけ自分だけ」の言葉が浮かぶ。

 日銀はデフレから脱却するために、金融緩和策を打ち出しているが効果がないため、ついに未知数のマイナス金利を行った。でも、成長路線に乗る気配はない。総裁は就任当初、2年で物価上昇2%を実現すると豪語していたが、目標は事後送りとなり、本人は一向に責任をとって辞める気はなさそうだ。「今だけカネだけ自分だけ」の言葉が浮かぶ。

 原発がないと日本中が停電になると電力会社も学者も自信を持って言い張っていたが、東電福島原発事故で原発がすべて停止されても、停電は起こらなかった。今度は廉価な電気を発生させる原発を再稼働させず、高価な原油やLNGを海外から購入していると、日本経済の競争力が落ちてしまうと言い直したが、そうなる気配はない。福島の事故処理は40年で完成させると言っていたが、それは絶望的になってきた。チェルノブイリのように石棺するしかないと言い出したが、住民の猛烈な反対がでると、従来の方針通り更地にすると繕う。でも誰も信じていない。「今だけカネだけ自分だけ」の言葉が浮かぶ。

 米国民は民主主義と選挙は絶対善だといつも主張している。大統領候補のトランプ氏は選挙戦で選挙民受けする過激なことばかり言い、メディアも当選するはずはないが面白いと盛んに報道していた。トランプ氏が予想を覆して大統領選に勝利すると、メディアもトランプ氏も豹変してしまった。選挙公約なんてこの民主国では機能していないことが明らかとなった。政治素人のトランプ氏にとっては勝てば官軍なのだろうが、これから何を目指して政治を行っていくのだろうか。「今だけカネだけ自分だけ」の言葉が浮かぶ。

「今だけカネだけ自分だけ」の行動原理で生きる人が世の中を動かしている。それをみた大衆や子ども達も「今だけカネだけ自分だけ」を信条に社会を突き動かしていくだろう。独裁者が生まれ、育つ素地ができた。恐ろしい世の中がやってくるかもしれない。

 長期的視点で、お金よりも大切なものを持ち、みんなと分かち合う心で生きていきたい。

(2016年11月25日、寺岡伸章)
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他人の日常

 SNSは世界中の誰とでも友達になれるツールとしてもてはやされている。ITは地球上の人々をネットで繋ぐまで進化したのだ。先端技術は素晴らしい世界を生み出したではないか。世界をワクワク、楽しいところに変えたのではないか。凄いことだ。と誰でも思うかもしれないが、そのような時代の波についていけない人もいる。わたしもそのような人物の一人だと思う。なぜそうまでして急ぐのだろうか。みんなどこに行こうとしているのだろうか。そこは本当に楽しいところなのだろうか。

「自分の水曜日の出来事」を手紙に書いて送ると、「誰かの水曜日」が代わりに届く、世界で唯一の郵便局が熊本県の港町にある。津奈木町にある「赤崎水曜日郵便局」である。
 わたしは、今まで5通の手紙を書き、5通の返事をいただいた。自分で書いたものはどう評価していいか分からないが、受け取った「水曜日の物語」にはその人の人生が凝縮されていると思った。何気ない平凡な日常のなかに、その人の楽しみや悲しみが詰めらている。若い娘の心の震えが伝わってくるものもあった。

 KADOKAWA書店がそれらの手紙の中から選抜したものを編集した『赤崎水曜日郵便局』をいう本を出版した。そこにもさまざまな「日常」が綴られている。でも、どれもかけがえのない水曜日の平凡な出来事である。人生が劇的な出来事や勝利の美酒で構成されているわけではない。大半は平凡な日々であったり、努力と汗の結晶の歳月だ。楽は少なく、苦痛と惰性が多いのが人生と言えるだろう。
 そんなところにこそ、人生の真実が潜んでいると分かるようになったのは、わたしが還暦を迎える成熟した年齢になったからであろうか。失敗ばかりしていても、人生は楽しい。成功する奴らなんかいやしないのだから。

 手紙は手書きで書かれている。ワープロで書いて送ってくる人なんていやしない。人は心の底から思う大切なことを表現しようとすると、手書きになってしまうらしい。
 仕事で書く建前のことはワープロの字が向いているのだ。仕事の文章は人生の飾りであり、手紙の文章は心の叫びだ。仕事は外であり、私生活は内である。手紙は人とつながりたいという欲求の現れである。だから、嘘は書けないし、書いたらすぐばれてしまう。

 赤崎水曜日郵便局は1万通の手紙が人々の心を結びつけてきたが、今年の3月でプロジェクトは終了する。宇宙にも、地球にも、人間にも寿命があるように、この素敵な郵便局ももうすぐ閉鎖される。
 さて、わたしはあと何通の手紙を書くことができるのだろうか。そして、まだ知らぬどんな水曜日の物語が手元の届くのだろうか。
 ワクワクドキドキしながら、あと2か月が過ぎるのを待つことになる。大切な歳月をけっして無駄にしたくない。

(2016年2月5月、寺岡伸章)
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死を越える道

永遠なるものを建設すべく身を捧げる事が生死を越える事である。自ら進んで自由に死ぬ事によって死を超越する事の外に、死を越える道は考えられない。

田辺元「歴史的現実」より引用

自分を騙すな

 数年で退職する僕から、今年社会人となった若者への言葉を贈ろう。
〇成功への秘訣は一つ。ハードワークあるのみ。働いて、働いて、働きぬけ。
〇人の悪口を決して言うこと勿れ。本人がいなくても、悪口は必ず、その人も耳に入ると思え。悪口を言われた本人はずっと君の足を引っ張り続ける。せっかく泣けるような努力をしていても、泡と消える。
〇失敗を人や世間のせいにするな。失敗は誰にでもある。それを自分の問題としてしっかり受け止められるかどうかが、君の今後を決める。
〇最後に、これが一番大切だが、自分の価値観をよく知り、心からの叫びに耳を傾けよ。自分をずっと騙し続けることはできない。騙してもいつかはそれがばれて、後悔する。自分を騙すな。世間体を気にするな。

(2014年7月4日、寺岡伸章)
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